働き方

メリハリをつけて楽しむ!ワーケーションをするときのポイント&Tips

コロナ禍をきっかけに急速に普及したリモートワークの影響で、最近注目を集めている「ワーケーション」という新しい働き方。

ワーケーションとは、

「ワーク(Work)+ バケーション (Vacation)= ワーケーション(Workation)」という造語で、

普段の職場を離れて、自分の好きな場所で「仕事」をしながら「休暇」も楽しんでしまおう、というコンセプトを持つ言葉です。

そこで今回は、「メリハリをつけて楽しむ!ワーケーションをするときのポイント&Tips 」をまとめました。

おすすめの過ごし方や地方自治体の助成金などの活用についても解説しているので、ぜひ最後までお読みください。

ワーケーションから期待できる効果

ワーケーションが生産性や心身の健康に与えるポジティブな効果

・仕事の生産性が高まる
・家族との時間やプライベートの時間を確保できる
・心身のストレスが軽減される
・旅先でリフレッシュすることでモチベーションが上がる
・非日常の体験から視野が広がり、新たな自分を発見するきっかけになる
・運動量が増加する

ワーケーションをする際に気をつけるポイント

Wi-Fiの環境は整っているか

リフレッシュするために都会を離れたのはいいけれど、「インターネット環境が整っていなくて仕事にならない…」では逆にストレスが溜まってしまいます。回線がうまく繋がらないとオンラインミーティングを控えている際などは致命的でしょう。

大型の施設やワーキングスペースなら問題ないと思いますが、小規模な施設ではWi-Fiがあるから安心、ということは一概に言えず、実際に行ってみないと回線が弱い可能性もあります。PCひとつで仕事が完結する人にとって快適なインターネット環境は必須の条件なので、滞在先を選ぶ際に真っ先に確認しておきたい項目です。心配な場合は、ポケットWi-Fiを契約して持参しましょう。

公衆Wi-Fiはおすすめできません

当たり前のことですが、公共の場所やカフェなどの誰でも無料で利用できる公衆Wi-Fiはおすすめできません。情報漏洩のリスクが高いので、社外秘の情報や機密情報が含まれるデータを扱う場合などはアクセスしないように注意しましょう。

仕事をする作業環境は整っているか

余暇を満喫することに頭がいっぱいでついつい忘れがちなのが仕事をする環境です。

長時間集中するのに向いている机や椅子、コンセントはあるか、作業環境が整っているかなども施設選びの際の重要なチェックポイントです。

念のため、滞在先の近くにカフェやコワーキングスペースがあるかどうか調べておくと安心かと思います。

【実体験】ワーケーションをするうえで大切なこと、失敗しないコツ

筆者も先日、石垣島へ1週間のワーケーションに行ってきました。

実際にやってみた率直な感想は、慣れていないと仕事と余暇を両立させて楽しむのはなかなかハードルが高くてむずかしい…ということです。

そこで、失敗しないための大切なポイントをまとめました。

・予定を詰め込みすぎない
・オンオフを意識したメリハリをもった行動をする
・ひとつの地域に長めに滞在する
・長期滞在なら、キッチンや洗濯機のついているコンドミニアムがおすすめ
・新幹線/飛行機の中など移動時間、スキマ時間を有効活用する
・出発前に終わらせられるタスクはなるべく終わらせておく

予定を詰め込みすぎない

せっかく旅行に来たのだから、限られた期間の中であれもこれも楽しみたい!と誰しもがそんな気持ちになってしまいますよね。

それ自体は悪いことではなのですが、予定を詰め込むことでスケジュールがタイトになって思っている以上に疲れが溜まってしまうかもしれません。逆に、「行けたらいいや」くらいにゆったりと考えておいた方が案外気楽に回れてしまうものです。

オンオフを意識したメリハリをもった行動をする

「早朝に仕事をして、日中は出掛けることに専念する」
「混雑を避けるために平日は観光、土日はホテルに籠って作業する」

など、あらかじめ計画に沿って、自分ルールを決めておくといいかと思います。

仕事が終わらないとヤキモキして観光どころではないので、筆者は日中はあちこち出掛ける時間にあて、深夜や早朝にまとまった時間に集中して作業をするようにしていました。

休暇を楽しんでいる間は、Slackなどのチャットツールの通知をオフにする、なども決めておくといいでしょう。いつも通知が来ることを心配していたら旅も楽しめませんし、一緒にいる人にも「いつも仕事しているな…」と気を遣わせてしまうでしょう。

ひとつの場所に長めに滞在する

あちこち行きたい場所は出てくるものですが、滞在先も変えてしまうなどの大きな移動は意外とストレスになります。移動に加えて、荷物の整理や新しく馴染むまでにも一定の時間がかかるので、なるべくひとつの場所に長く滞在することをおすすめします。

長期滞在なら、キッチンや洗濯機のついているコンドミニアムがおすすめ

旅先で毎日外食だとさすがに胃も疲れてくるので、長期滞在する予定なら、気楽に料理したり、洗濯したりと暮らすように旅することができるコンドミニアムタイプの宿泊先がおすすめです。

新幹線/飛行機の中など移動時間、スキマ時間を有効活用する

新幹線や飛行機の中の移動時間などのスキマ時間もちりも積もれば馬鹿にならない時間です。
乗り物酔いをしてしまう人などは避けた方が良いでしょうが、オフラインでもできる作業、仕事に取り掛かりやすいように資料だけでもまとめておく、データを整理しておくなど、意外と出来ることが多いものです。

出発前に終わらせられるタスクはなるべく終わらせておく

せっかくの旅行、旅先で心置きなく思う存分楽しみたいですよね。
なるべくできる仕事を済ませておいたり、自分で納期を前倒しにしたり工夫しながら仕事をすすめておくと、出発までの締め切り効果も相まって、いつも以上に集中力が増すという効果もありました。

ワーケーションにおすすめの過ごし方をご紹介

オフィスを離れるだけなら、カフェやコワーキングスペースなどでリモートワークすることも可能ですが、せっかくなら、旅先で非日常もたっぷり味わいたいところ。工夫次第それが実現できるのが、ワーケーションの醍醐味です。また、自分の旅行にテーマを設けてみるのも、ちょっとした楽しむコツです。

ここでは、ワーケーションにおすすめの過ごし方をご紹介します。

ハイキング・トレッキング

都会の喧騒を離れて静かな山奥を黙々と歩いてみるのも、自分の心と向き合うチャンスです。森林のリラックス効果も期待できます。

キャンプ&グランピング

人気YouTuberの影響もあって、空前のキャンプブームが起こっていますよね。豊かな自然を感じながら屋外で食事をつくったり、家族や心許せる仲間とキャンプファイヤーを囲んでみるのもいいですね。

また「本格的なキャンプは装備も大変そうだしちょっと…」という人には、グランピングがおすすめです。

グランピングとは、「Glamorous(グラマラス)」と「Camping(キャンピング)」を組み合わせた造語で、グランピング施設ではあらかじめキャンプ用品や食材・食事などが用意されているため、キャンプ初心者も気軽に豪華なキャンプを楽しむことができます。

温泉地でとことんくつろぐ

温泉は、日常の疲れを癒すのに最適な過ごし方ではないでしょうか。ワーケーションで日本各地の温泉地を巡ってみるのもアリですね。

海辺でリラックス

波の音にはヒーリング効果があり、安らぎを感じることができます。

静かに瞑想するように、海辺で波の音に耳を澄ませば、寄せては返す波音が不安やストレスを一緒にさらってくれるでしょう。リラックスした気分になり、普段の悩みも自然と癒されるかもしれません。

リゾートホテルやラグジュアリーなホテルでステイケーション

近場で非日常を味わいたい人にはホテルでの優雅なステイケーションがおすすめです。
遠出をしなくても、旅行したような気分を味わえることで近年海外をはじめ人気が高まっています。ワーケーションのための長期休暇を取るのがむずかしいという人も週末を利用して、ワーケーションを体験してみるのはいかがでしょうか?

全国のワーケーション&自治体補助金情報まとめ

全国のワーケーション&自治体補助金情報まとめ

「ワーケーションをしてみたいけど、どこかにまとめページみたいなものはないかな?」そんな皆さんに朗報です。
”ワーケーションの情報が散在していて、どこから探せばいいかわからない”という声から生まれた、株式会社FromToが運営する「日本全国のワーケーションまとめ」&「ワーケーション助成・補助金情報まとめ」ページがあります。

「日本全国のワーケーションまとめ」

日本全国のワーケーションまとめ

「日本全国のワーケーションまとめ」ページでは、全国のワーケーション拠点を集約したページを設け、体験申込までを一連しておこなうことが可能です。ワーケーション中やその地域での暮らしが具体的にイメージできるように、拠点ごとに過ごし方や周辺施設などの情報が掲載しています。利用したい宿泊施設に申し込みをおこなうと、宿泊施設から連絡があり、チェックイン時間などの日程を調整して予約が完了する仕組みです。

公式サイト

「ワーケーション助成・補助金情報まとめ」

ワーケーション助成・補助金情報まとめ

また、「ワーケーション助成金・補助金情報まとめ」ページでは、個人がワーケーション時に利用できる、地方自治体の助成金・補助金制度の情報をまとめて掲載しています。これまでは、利用者に対して助成金や補助金を交付するような地方自治体の情報は各自治体がそれぞれのウェブサイトなどに点在しており、探しにくいのが現状でした。そんな問題を解決するために生まれたこちらのページでは、条件や補助金額などの項目を統一し地域別に掲載しています。

公式サイト

メリハリをつけて楽しむ!ワーケーションをするときのポイント まとめ

2020年代、各自が好きな場所で仕事と休暇をうまく両立するための新しい働き方として今後ますます浸透していくと考えられるワーケーション。

海外へ行くことに制限がある今だからこそ、日本の良さを再認識するチャンスでもあるのではないでしょうか?ワーケーションを通して日本各地を巡ってみるきっかけにするのもいいかもしれません。

地方自治体が打ち出している制度なども賢く取り入れて、お得にワーケーションができるといいですね。

Kaho

京都在住フリーランスクリエイター。 三度の飯より、旅が好き。 旅と写真と文章をこよなく愛しています。 座右の銘は、他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。 ブログはこちら👉https://my-rolemodel.com/
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