目次
展示パネルとは
展示パネルはボードを使用することで厚みを持たせた展示ポスターです。
スチレンボード(発泡ボード)という高密度の発泡スチロールに、印刷した用紙を貼り付けて作られたものが一般的です。
厚みがあり通常のポスターより耐久性に優れています。
展示パネルのボードの素材
スチレンボード(発泡ボード)
一番よく使われているのがスチレンボードです。
軽くいので持ち運びにも便利です。
印刷用紙を貼り付けるまたはボードに直接印刷します。
一般的なのは用紙を貼り付けるタイプです。
ダンボール
ダンボールパネルはスチレンボードより耐久性が劣りますが、低価格で作ることができます。
アルミ複合板
発泡ボードをアルミ板で挟んだ素材です。
アルミ板で強度が増し、屋外設置、長期間設置に向いています。
素材 | 安さ | 丈夫さ | おすすめ用途 |
スチレンボード | ◯ | ◯ | 屋内設置におすすめ、定番はこれ! |
ダンボール | ◎ | △ | 屋内短期設置におすすめ |
アルミ複合版 | △ | ◎ | 屋外長期設置におすすめ |
展示パネルとポスターの違いは
展示パネルは「パネルポスター」とも呼ばれています。
展示パネルは厚みのあるポスターといった感じです。
では、なぜポスターでなく展示パネルを使うのか疑問に思う方もいるかもしれません。
ここでは展示パネルとポスターの違いをご紹介します。
展示パネルとポスターの違い1【厚み】
決定的な違いは「厚み」です。
パネルを使用することで展示会場に立体感が生まれ
見栄えが大きく変わります。
照明の光でできるパネルの「影」が大きな役割を果たします。
これはウェブデザイン上でも見られます。
スマホのアイコンやサイトのボタンなどでちょっと立定的に見せたりグラデーションや影を使ったりしているものがありますよね。
数年前からフラットデザインが主流となり、ぱっと見ではわかりづらいものありますが、よく見るとちょっと立体感を出して強調しているものが多いんです。
展示パネルもこの5mm〜7mmほどの1cmにも満たない厚みがあるとないとでは見る人に与える印象が大きく変わるんです。
展示パネルとポスターの違い2【シワがつかない】
ポスターはシワをよせずに貼るのがなかなか大変です。
その点、展示パネルは軽量で耐久性のあるボードでできているため、シワをつけずに展示することができます。
展示パネルとポスターの違い3【フレーム不要】
ポスターもフレームを使うことで立定的かつシワをよせずに展示することが可能です。
しかし、ポスターフレームを使用する上で、やっかいなのが表面カバーによる反射です。
照明の反射でポスターの内容がよく見えなくなってしまうことがあります。
その多くはフレームについている透明の表面カバーが光を反射してしまうことが原因です。
展示パネルはフレームを使わなくても展示できます。
展示パネルのフレームもありますが、4辺を保護するもので表面カバーは不要なので光の反射の心配がありません。
ポスターもフレームなしで展示できますが、シワをつけずに貼るのはなかなか難しいですし、立体感がなくなってしまいます。
展示パネルとポスターの違い4【曲面への展示ができない】
平面でない部分に展示する場合は、展示パネルを曲げたりできないのでポスターがおすすめです。
- No items.
展示パネルの選び方
厚さの選び方
展示パネル印刷でよく見られる厚さや
- 5mm
- 7mm
の2種類です。
A4サイズより大きいの場合は「7mm」がおすすめです。
厚みがある方が強度が増し、反りにも強くなります。
展示したときの立体感も増します。
A4サイズ以下の小さいものは「5mm」の方がおすすめです。
クリップで止めたりするときも、厚みがありすぎると扱いづらくなってしまいます。
サイズ | 厚み |
A4より大きいサイズ | 7mmがおすすめ |
A4以下のサイズ | 5mmがおすすめ |
用紙の選び方
用紙は主に
- 光沢紙
- マット紙(または半光沢)
の2種類に分けられます。
写真やイラストをきれいに見せたい場合は「光沢紙」がおすすめです。
文字をしっかり読ませたい場合は「マット紙」がおすすめです。
光沢紙の場合、光が反射しやすく文字が読みづらくなってしまう場合があります。照明の強い展示ブースなどではマット紙がおすすめです。
用途 | 用紙 |
写真やイラストをきれいに見せたい | 光沢紙がおすすめ |
文字をしっかり読ませたい | マット紙がおすすめ |
ラミネート加工オプションの選び方
展示パネル印刷は多くの印刷サイトでラミネート加工を追加することができます。
ラミネート加工は印刷面に透明のフィルムを貼り付ける加工です。
表面を保護するとともに耐久性がアップします。ラミネート加工をプラスすることで、水濡れや日焼けから印刷物を保護します。
光沢紙よりもさらに光沢が増すので高級感のあるパネルに仕上がります。
ラミネート加工オプションのメリット
- 光沢が出て高級感がアップ
- 水濡れ・日焼け防止
- 耐久性の強化
ラミネート加工オプションのデメリット
- 光の反射で印刷が見づらくなる
- 単価が高くなる
- 納期が長くなる
ラミネート加工は
- ツヤのある「グロスラミネート」
- ツヤのない「マットラミネート」
がありますので、ラミネート加工をつけたいけど、光の反射を抑えたい場合は「マットラミネート」を選びましょう。
用途・希望 | おすすめ加工 |
できるだけ費用を抑えたい | ラミネート加工なし |
光沢を出したい・高級感を出したい | グロスラミネート加工 |
光の反射を抑えたい | マットラミネート加工 |
さいごに
以上、展示パネルの特徴・ポスターとの違いをご紹介しました。
ぜひ展示会やイベント会場・店舗の装飾に展示パネルを取り入れてみてください。
印刷通販ベストプリントでは展示パネル印刷を取り扱っております。
A判・B判の各規格サイズの他に、お好きな形に切り抜きした変形パネルも取り扱っています。ぜひ合わせてチェックしてみてください。
展示パネルって何?
ボードに用紙を貼り合わせ厚みを持たせた展示ポスターです。
展示パネルのメリットは?
厚みがあり立体感が生まれる。シワをつけずに簡単に掲示できる。フレームがなくても自立する。
展示パネルのの用紙の選び方は?
写真をきれいに見せたい場合は光沢紙 、文字をしっかりと読ませたい場合は光沢を抑えたマット紙がおすすめです。