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Webデザイン・DTPデザイン・グラフィックデザインの違いとは??❓

これからデザインを勉強したいと思っている学生の方や、転職や副業のためにデザインを勉強したいと思っている社会人の方の中には

Webデザインと、DTPデザイン、グラフィックデザインってどう違うの?

と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、WebデザインとDTPデザイン、グラフィックデザインの違いについておこたえしています。

また、それぞれのデザイナーの仕事内容や年収、なりかたなどもお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

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Webデザイン・DTPデザイン・グラフィックデザインの違いとは❓

それぞれの違いを簡単に説明します。

種類媒体
WebデザインWebサイト
DTPデザイン印刷物
グラフィックデザイン印刷物など、視覚に訴えかける表現全般

 

WebデザインはWebサイトのデザインをするというのはわかりやすいですね。

では、DTPデザインとグラフィックデザインの違いはなんでしょうか?

両者とも、広告やパッケージといった印刷物のデザインを行う点は同じですが、グラフィックデザイナーはDTPデザイナーのように印刷用データを作ったり、製版作業を行ったりはあまりしないようです。

あなたは「DTPオペレーター」という言葉を聞いたことはありますか?

「DTPオペレーター」とは、グラフィックデザイナーが作成したデザインを印刷用データに変換する作業を行う人のことをいいます。自分でデザインをすることはありません。

印刷会社には、一般的にグラフィックデザイナーとDTPオペレーターの両者が存在することになりますが、現在では両方を兼務している方も多いため「DTPデザイナー」という言葉が生まれたのだと推測されます。

また、DTPデザイナーは印刷用データを作成する必要があるためPC操作能力が必須ですが、グラフィックデザイナーは必ずしも制作物をPCで作成する必要はありません。

手描きで仕上げてもOKなわけです。

視覚に訴えかける表現全般をクリエイトするのがグラフィックデザイナーです。

「大手の広告代理店でデザイナーとして働きたい!」

と思うのであれば、グラフィックデザイナーを目指すことになるでしょう。

 

WebデザインができればDTPデザインは簡単⁉

WebデザインとDTPデザイン、両方ができるという方も世の中には多く存在することでしょう。

多様化の世の中ですから、「両方できる!」というほうがそのぶん需要があり、年収アップにも繋がるかもしれません。

また、これからデザインを勉強するという方に中には「両方身につけたい」と思っている方もいるかもしれません。

では、片方ができればもう片方のスキル取得は簡単なのでしょうか?

結論をいえば、そう簡単ではないと思います。

どちらも、プロのデザイナーとして活躍するには実務経験が必須といっても過言ではないくらい専門知識を要するからです。

もちろん、独学でもある程度の知識を身につけることはできるでしょう。ですが、実際にデザインを専門学校で学んだのち印刷会社に就職した筆者の意見としては「学校で学んだことはそんなに役に立たなかった」ということです。

WebデザイナーになりたいのであればWeb制作会社、DTPデザイナーになりたいのであれば印刷会社へそれぞれ就職して、実務経験を積むというのが、プロのデザイナーになりたい方へのおすすめの方法です。

それではここからWebデザイナー・DTPデザイナー・グラフィックデザイナーの仕事内容や年収、なりかたについてくわしくご紹介いたします。

 

Webデザイナーの仕事内容とは❓

Webデザイナーの仕事内容は以下のとおりです。

  • コーポレートサイトデザイン
  • キャンペーンサイトデザイン
  • ECサイトデザイン
  • ランディングページデザイン
  • UIの策定 など

このように、私たちがPCやスマホで普段見ているあらゆるサイトのデザインを担当します。

このほかに、企画や進行管理、コーディングなどを行うこともあります。

Webデザイナーは、クライアントの要望を実現するデザインを制作する必要があります。

「ただかっこいい、ただ美しいWebサイトをデザインすること」がWebデザイナーの仕事ではありません。

例えば

「登録者数を増やしたい」
「問い合わせ件数をあげたい」
「LINEへ誘導したい」

など、クライアントは様々な問題を抱えています。

この問題を解消するデザインでなければ、どれだけ見栄えのいいデザインであっても失敗と言わざるを得ません。

Webデザイナーとして素晴らしいデザインを制作するには、デザインの基礎的なことはもちろんのこと、ユーザーの心理や行動学などについても知っておく必要があります。

また、Web業界は新しい機能やサービスが日々登場するような世界です。このスピードについていく体力や学習意欲も必要不可欠となってきます。

Webデザイナーの年収は❓

Webデザイナーの平均年収は427万円です。

日本の平均年収と比較すると低い傾向にあります。

月給に換算すると36万円で、初任給は23万円程度となっています。

給与幅が301〜745万円と比較的広いので、勤務先や経験・スキルによって大きな差があるようです。

参考:求人ボックス 給料ナビ

Webデザイナーになるには❓

Webデザイナーになる方法は以下のとおりです。

  1. Web系の専門学校で学ぶ → Web制作会社に就職
  2. オンラインスクールで学ぶ → Web制作会社に就職
  3. 職業訓練校でWebを学ぶ → Web制作会社に就職
  4. 独学で学ぶ → Web制作会社に就職

一般的には専門的な教育を学校で受け、卒業したのちWeb制作会社等に就職し、経験を積んでステップアップしていくパターンが多いようです。

ゼロからはじめるWebデザイナー

DTPデザイナーの仕事内容とは❓

DTPデザイナーの仕事内容は以下のとおりです。

  • チラシデザイン
  • ポスターデザイン
  • 封筒デザイン
  • 広報誌デザイン
  • パンフレットデザイン
  • 名刺デザイン
  • はがきデザイン
  • 伝票デザイン など

このように、ありとあらゆる印刷物のデザインを行います。

DTPはDeskTop Publishing(デスクトップパブリッシング)を略したもので、「机上出版」などといわれます。昔は印刷物を制作する際に、版下の作成や製版など、複数の工程を専門家が手分けして行っていました。ですが、パソコンの登場ですべての作業を机の上で行うことができるようになったのです。

DTPデザイナーはクライアントの要望に応えて、チラシやポスターといった印刷物をデザインします。

デザインがOKになれば、印刷用のデータを作成し時には製版作業まで担うこともあります。

ほかにも以下のような作業を行う場合もあります。

  • 面付け(複数ページがある印刷物を正しい順に配置すること)
  • 製版用機械の管理
  • 画像加工
  • 校正 など

DTPデザイナーは紙の種類や厚さ、「複写」や「減感」、「ミシン」などの印刷物に対応するデータを作成する必要があるので、用語を覚え慣れるまでが大変です。

扱うソフトはIllustratorやPhotoshop、InDesignなどが多いです。クライアントからの入稿データはWordやExcel、PowerPointで作成されたものも多いので、それらの操作も最低限できないと困ります。

印刷物が好きで、紙に刷られたデザインが好きという方におすすめの職業です。

DTPデザイナーの年収は❓

DTPデザイナーの平均年収は371万円です。

日本の平均年収と比較すると低い傾向にあります。

月給に換算すると31万円で、初任給は23万円程度となっています。

給与幅が278〜652万円と比較的広いので、勤務先や経験・スキルによって大きな差があるようです。

参考:求人ボックス 給料ナビ

DTPデザイナーになるには❓

DTPデザイナーになる方法は以下のとおりです。

  1. デザイン系の専門学校で学ぶ → 印刷会社に就職
  2. オンラインスクールで学ぶ → 印刷会社に就職
  3. 独学で学ぶ → 印刷会社に就職

一般的には学校でデザインを学び、卒業したのち印刷会社などに就職し、経験を積んでステップアップしていくパターンが多いようです。

DTPデザイナー1年生: WORKFLOW プロになる前に知っておきたい!仕事の中身と進め方

グラフィックデザイナーの仕事内容とは❓

グラフィックデザイナーの仕事内容は以下のとおりです。

  • 広告
  • 新聞
  • 雑誌
  • パッケージ
  • ファッション
  • インテリア
  • 各種イベント など

様々な場面、媒体で視覚に訴えるデザイン全般を担当します。

CI(Corporate Identity)策定の一環として、ロゴマークやロゴタイプを作成するのもグラフィックデザイナーの仕事です。

デザインを行う際は、常にクライアントが存在します。デザイナーはクライアントの意向を汲みとり、納得していただけるような制作物を納品する必要があります。

そのためには入念なヒアリングが必要不可欠なわけですが、企業によっては

  • デザイナーが直接クライアントとやりとりする
  • アートディレクターがクライアントとやりとりする

など、ヒアリングの方法は様々のようです。

案件にはデザイナーや、イラストレーター、コピーライターなど様々な職種の人が携わることもあります。チームで制作を勧めることもありますので、円滑なコミュニケーション能力も欠かせません。

デザイナーとして力をつければ、フリーランスとして活躍することもできます。

グラフィックデザイナーの年収は❓

グラフィックデザイナーの平均年収は415万円です。

日本の平均年収と比較すると低い傾向にあります。

月給に換算すると35万円で、初任給は23万円程度となっています。

給与幅が303〜702万円と比較的広いので、勤務先や経験・スキルによって大きな差があるようです。

参考:求人ボックス 給料ナビ

グラフィックデザイナーになるには❓

グラフィックデザイナーになる方法は以下のとおりです。

  1. 美術系・デザイン系の大学で学ぶ → 広告代理店、プロダクションなどに就職
  2. 美術系・デザイン系の専門学校で学ぶ → 広告代理店、プロダクションなどに就職
  3. 美術系・デザイン系の学校で学ぶ → フリーのグラフィックデザイナーになる

一般的には美術系、デザイン系の大学や専門学校で学んだのち、広告代理店やプロダクションなどに就職して経験を積み、ステップアップしていくパターンが多いようです。

グラフィックデザイナーは特に資格が必要な職業ではないため、中には学校卒業後いきなりフリーランスのグラフィックデザイナーとして活躍する方もいらっしゃいます。

こんなにおもしろいグラフィックデザイナーの仕事 (こんなにおもしろいシリーズ)

 

よくある質問

これから学ぶならWebデザインとDTPデザイン、どちらがおすすめですか?

Webデザインをおすすめします。理由は、印刷物の需要が縮小傾向にある反面、Webの需要は拡大を続けているからです。また、給与面を見てもWebデザイナーのほうが年収が高い傾向にあります。

グラフィックデザイナーになりたいのですが、進学先を大学か専門学校かで迷っています。

結論をいえば、どちらに進学してもグラフィックデザイナーにはなれます。ただ、有名芸能人を起用した広告や、有名企業の広告などを手掛けたいと思うなら、有名美大・芸大を卒業する必要があるかもしれません。

なぜならそのような案件を手掛けるのは大手の広告代理店であることがほとんどで、そのような企業は募集要件に有名美大・芸大卒であることを指定する場合があるからです。

ご自身が将来どのようなグラフィックデザイナーになりたいのかよく考えた上で、進学先をお考えになってみてください。

 

まとめ

以上WebデザインとDTPデザイン、グラフィックデザインの違いについてご紹介しました。

  • デザインを行う媒体が違う
  • それぞれ専門の知識を必要とする
  • デザイナーになるのに資格は必要ないが、企業に就職し実務経験を積みキャリアアップしていくのが一般的な方法

このような内容をお伝えいたしました。

これからデザインを勉強したい方の参考になれば幸いです。

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