Webデザイナーやデザインに関わるお仕事を将来的にしていきたいと考えている皆さん、Illustrator使いこなしていますか?
機能が多くて、すべてをコンプリートしようとする前に心が折れていませんか?
今回は、そんな方たちに向けて、【初心者必見!】Illustratorの特徴と基本的な使い方ロードマップというテーマで3ステップに分けて解説していきたいと思います。
目次
Step0: Illustratorの特徴について知る
Illustratorってどんなソフト?
まず最初に、IllustratorはAdobe社が提供している有料の「図形の描画やレイアウト」ソフトです。
デザイナーを中心に、学生やクリエイティブ業界に関わる全ての人に長年愛され続けるロングセラーのデザインソフトです。PC版は、Mac/Windowsユーザーどちらにも対応しています。2020年10月には、待望のIllustrator iPad版もリリースされ、話題になりました。
Illustratorの特徴
Illustratorは、ロゴやイラスト、名刺やポスター、チラシ、商品パッケージなどの印刷物や看板に至るまで、クリエイターの仕事に欠かせないデザインソフトです。
Illustratorのデータ形式は、「点と点を線で結ぶ」という考え方で図形を描画していく、「ベクターデータ」形式です。拡大・縮小されても、サイズに関係なくエッジが鮮明でシャープに保たれることが何よりの利点です。
◎得意な作業
・主に「図形」を扱う作業全般
・正確な図形を製図したり、レイアウトしたりすること
・文字を挿入、編集したり、画像を自由にレイアウトすること
△苦手な作業
・画像自体を加工すること(基本的に画像は貼り付けてレイアウトするのみ)
→Web画像の書き出し(JPEGやGIFF、PNG)はできるが、色調補正等ができない
Illustratorはどんな人に向いてる?
ロゴやイラスト、名刺やポスター、チラシ、商品パッケージなどの印刷物や看板制作を主にする人に向いています。
Illustratorのソフトをダウンロードしてみよう
ひと通りの特徴を網羅できたところで早速ソフトをダウンロードしてみましょう!ソフトの利用には、Illustratorのライセンス契約をおこなう必要があります。Adobeのライセンス契約の特徴として、Illustrator単体で契約するのか、Adobeのソフト全てを使えるコンプリートプランで契約するのか、また学生や社会人によっても料金体系が変わってきます。
公式サイトのチェックして自分に合ったプランで契約してみましょう。ちなみに1週間の無料体験版もあるので、まずは触ってみることからはじめてみてもいいかもしれません。
Step1: Illustratorの画面表示について解説
ソフトは無事にダウンロード出来ましたでしょうか?
いよいよソフトを立ち上げて、実際に画面を触ってみたいと思います。最初は、たくさんの機能があってむずかしいように感じてしまうかもしれませんが、段々と慣れていくので安心してくださいね。
個人的に、触りたての頃は全体の機能について大きく捉えて、徐々に必要な機能について深堀りしていくのがいいかと思います。
1. ソフトを立ち上げる
▲こちらがIllustratorを立ち上げた時のトップ画面です(2020年11月時点)
左側の【新規作成】をクリックしてみましょう。
▲次に新規ドキュメントが自動的に立ち上がるので、作りたい画面サイズを選んで【作成】をクリックします。
2. ワークスペースの基本を押さえる
▲そうするとワークスペースが立ち上がります。大きく分けて4つの構成から成り立っています。
簡単に名称をお伝えしておくと・・・
・アートボード・・・ イラストをデザインしたりメインの編集をおこなうスペース
・ツールバー・・・ 選択ツールをはじめIllustratorでのドキュメント編集操作を細かく行うための道具が用意されている場所
・コントロールパネル・・・「塗り」「線」「線幅」「ブラシ」などの情報が表示される。選択したツールごとに項目の情報が切り替わる
(非表示の場合は、【ウィンドウ▶︎コントロール】にチェックを入れると表示されます)
・プロパティ(パネル)・・・ 作業中のファイルの変更や確認で使用します。現在のタスクやワークフローのコンテキストの設定やコントロールを表示することができます。
各パーツの呼び名を覚えておけば、操作方法でつまづいた時などにWebで検索したり誰かに尋ねる時にも役立ちます。最初のうちに、意識して覚えるクセをつけておきましょう。
Step2: イラレ初心者がまず覚えておきたい機能10選!をマスターする
初期設定が終わって、いざ使ってみよう!と意気込んでも、初心者の方なら、最初は誰もが「何から覚えたらいいのかわからない」「機能が多すぎるので、基本を教えて欲しい」「取りあえず最低限の機能を覚えたい」といった問題を抱えがちです。
そんな初心者の皆さんのお悩みにお答えすべく、この記事では初心者向けにIllustratorの覚えておきたい基本機能を10個に厳選してご紹介しています。初心者なら誰もがつまづきがちなポイントに絞って丁寧に解説されているので、これからIllustratorの機能を覚えていきたい人は必見です。
Step3: Illustratorのチュートリアルで基本を学び、スキルを磨く
基本的な機能を覚えたら、いろいろ作ってみたくなるのが人間ですよね。チュートリアルで基本を学び、スキルを磨いていきましょう。
Adobeの公式サイトではIllustratorのチュートリアルがあります。「アイコンの作成方法」や「名刺・印刷物・企画書の作成方法」をはじめ、「美しいグラデーションの作り方」「目を引く文字デザインの作成方法」など内容も初心者に向けたものから中上級者に向けたものまでレベル分けされています。解説も公式ならではでとても丁寧です。
ソフトを使いこなせるようになる一番の楽しさは作品を作っていく過程でしか得られないと筆者は強く考えます。
作っていく楽しさを覚えることが出来たら、あなたも今日から立派なデザイナーの仲間入りです!出来ることが増えるたびに自分の自信もついていくので、まずは簡単なものからトライしていきましょう。
Illustratorのショートカットキーを使いこなそう
基本的な操作はもうバッチリ!というあなたは、ぜひIllustratorのショートカットキーをおさえておきましょう!作業効率もグンっと上がるので覚えない手はないです。一度覚えてしまえば、もうマウスを使った操作には戻れなくなるでしょう。
Adobeの公式サイトでは、数あるショートカットの中から、使いこなせるようになると便利かつデザイナーによく使われているものをピックアップして一覧表にまとめて掲載されています。ダウンロードして手元に置いておくとすぐに確認できるのでとても便利です。ぜひチェックしてみてくださいね!
Photoshopとの違いは?
Illustratorのソフトに興味のある方は、必然的にPhotoshopとの違いも気になるところ。こちらの記事では、似ているようで大きく違う2つのデザインソフトの違いについて、具体的な使用用途やシーンを交えながら解説しています。将来的に、それぞれのソフトの違いを理解して、使い分けられる状態を目指していきたい方はぜひチェックしてみてください!
Illustratorの特徴と基本的な使い方 まとめ
Illustratorを使いこなしたいのであれば筆者のおすすめの方法は、”作りたいものから逆算する思考を持つこと”です。
多種多様な機能が備え付けられているのはデザインソフトとしての大きな魅力でもありますが、全ての機能を実務で使うかと言われればそうでもないのが正直なところです。
全ての機能をコンプリートしようとするよりも、自分が使いたい機能を確実に使えるようにマスターしていくことがソフトを使いこなせる一番の近道であることを忘れないでください。
この記事がIllustratorを使いこなすことを目指す方の最初の一歩としてお役に立てるロードマップにになることを願っています。
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