『日本のものづくり』の御徒町に和紙の専門店がオープン!
クロスフィールド株式会社さんによる、「福井県越前市の伝統工芸『越前和紙』の魅力を国内外に広く伝えたい」という思いから誕生した、和紙の専門ショップです。
目次
そもそも越前和紙って?
和紙産地の中でも1,500年という長い歴史を持つ、越前地方(福井県)で作られる和紙のこと。美しさと丈夫さを兼ね備えた伝統工芸として今でも受け継がれています。
福井県・越前たけふ駅の近くには『パピルス館』『 卯立の工芸館』『紙の文化博物館』と、紙に関する文化施設も立ち並びます。
美しさ
ひとえに和紙といっても、色や質感は様々です。漉き込まれた繊維がパールのようにキラキラと反射する紙もあれば、繊細な文様が書き込まれたものも。
丈夫さ
破れにくく、かつ長期間の保管にも耐えられるため、武家や寺社での記録を残すための公用紙として活用されていたそうです。日本初の紙幣に使われたのも越前和紙だったとか。今でも、その丈夫さから、文化財の保存や復元などにも使われているそうです。
そんな福井県から東京都御徒町に出店された『紙の葉』さん。2024年10月29日にオープンしたばかりですが、早速伺ってみました!
JR秋葉原駅から徒歩圏内!雨でも安心の高架下施設
JR秋葉原駅から徒歩8分ほどの高架下の『2k540 AKI-OKA ARTISAN』。
“日本のものづくり”をテーマに、木材、金属、革、布などさまざまな素材を扱う多種多様なお店が集まった商業施設です。現在は約50店舗のお店が営業しています。
この施設の一画に、和紙の専門店『紙の葉』が新しく仲間入りしました。
『2k540 AKI-OKA ARTISAN』は南北に伸びた縦長の敷地で、エリアごとにアルファベットが割り振られています。『紙の葉』さんは北側の『O』エリアに出店されており、入口にはかわいらしい葉っぱ型の看板が掲げられています。
店内の様子
越前和紙ってどんな和紙なの?どんな商品があるの?
スタッフの目を惹いた商品の一部をご紹介いたします!
紙といえば!定番の文房具
ノート・栞
アマビエ、ツチノコ、カッパなどの妖怪がデザインされた、インパクト抜群のA5変型ノート。針金を使用しない『色こより綴じ』で綴じられており、人にも環境にもやさしい一品です。
清涼感のあるデザインの『栞うちわ』もあわせて使いたいですね。
レターセット
越前和紙を使用した『恋みくに』レターセット。
三国祭の提灯、越前蟹、越前水仙など、越前ならではのモチーフが、懐かしさを感じる多色刷りでデザインされています。
ピアス・イヤリング、ヘアゴムなどのアクセサリー
文房具だけでなく、紙で作られたアクセサリーも。ブローチやピンズ、ピアス・イヤリング、ヘアゴムなど、普段使いできるアイテムが所狭しと並んでいました。
愛らしい張子作品
こちらは福井市で活動されている『HAPPO HARICO』さん作品。暖かみを感じるフォルムと鮮やかな色がキュートです!
こちらは『越前はりぼて屋 たかつともじ』さんの作品。まんまるな黒い目が印象的!恐竜など『福井ならでは』なモチーフの張り子も。
ランプシェード
一見、『折紙で作られた鏡餅と富士山』ですが、実は内部にLED照明器具が設置されています。点灯すると和紙を通したやわらかい光が拡散されます。
『和紙+折紙+日本独自のモチーフ』ということで、海外の方へのプレゼントとしても喜ばれそうですね。
越前和紙を触って体験できるコーナーも
店内の一角には、越前和紙のサンプルがたくさん掛けられたパネルが。ここは、様々な和紙を実際に触って体験できるコーナーになっています。
模様が入っている紙や、キラキラした繊維が入った紙、硬い紙・柔らかい紙・・・と、同じ『和紙』でも種類は実にさまざま。
画面越しでは伝えきれない光沢や、紙の柔らかさなどを、現物を触って確認できます。
ベスプリスタッフのおすすめは?
スタッフSが購入したものはこちら!
- 栞うちわ(うちわ工房風の種 × 越前和紙 RYOZO)
- ぽち袋(長田製紙所)
- 和紙玉LEDライト
”ぽち袋”はしっかりした作りで、毎年お年玉に使用後ポチ袋を回収予定です(笑)
スタッフTが購入したものはこちら!
- カミノカケラ(sogoro)
- 和紙ひと言ふせん(久兵衛)
『カミノカケラ』は、様々な色や柄の和紙が詰め合わせされたパックです。紙の種類はパックによって異なります。
今回購入したパックには、色とりどりかつ柄もさまざまな12種類の和紙が入っていました。メッセージカードや折り紙、ラッピングとしても活躍しそうですね。
『和紙ひと言ふせん』は、その名の通り和紙でつくられた付箋。柔らかい風合いで、感謝や労りの気持ちを伝える時ぴったりです。
今後はワークショップなどの展開も!?
今後オリジナルの和紙雑貨をつくれるワークショップなどの展開も予定されているそうです。
秋葉原にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください!
越前和紙のお店 紙の葉(Instagramアカウント)あわせておすすめ!
2k540 AKI-OKA ARTISANから南には『CHABARA日本百貨店しょくひんかん』が。日本各地の名産品が購入できる食のセレクトショップで、もちろん福井県の食品が買えるコーナーもございます。
秋葉原にお越しの際は、越前和紙を体験&名産品もお迎えして、福井県の工芸とグルメを満喫してみてはいかがでしょうか。
CHABARA日本百貨店しょくひんかん