これからWebデザインを始めたいと思っている方の中には、初期費用についてどれぐらいかかるのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はWebデザイナーになるために必要な費用とその内容について詳しくご紹介していきます!
【必須】Webデザイナーになるために準備しておくべきもの
準備しておくべきものとその費用例について一覧でまとめたので、まずはこちらをご覧ください。
webデザイナーになるために必要な初期費用
〈合計〉約227,400円
- パソコン:160,000円
- ディスプレイ:10,000円
- 外付けSSD:10,000円
- クラウドサービス:13,000円
- マウス:7,800円
- デザインソフト:5,600円/月
- 勉強:15,000円
- インターネット:5,000円/月
- レンタルサーバーとドメイン:1000円/月
それでは、ひとつずつ詳しく内容をご紹介していきます。
パソコン代
Webデザイナーとしてお仕事をする上で必須なのがパソコンです。
Macを買うかWindowsを買うかで迷われる方が多いかと思いますが、結論としては両方持っておくのがベストです。
印刷会社やデザイン会社では昔からMacが使われてきたため、互換性などのトラブルを防ぐためにデザイン制作はMacで行うのが良いです。一方、お客様はWindowsを使われている場合が多いので、お客様と同じ環境でWebサイトがきちんと作動するかをチェックするためにWindowsのパソコンも持っておくのと安心です。
Macのパソコンは自分の仕事道具になるので、少し値ははりますが最初からスペックの高いものを準備しておくことをおすすめします。
Appleが11月に発表したM1チップ搭載のMacBookProは、そのスペックとコスパの良さがかなり評判になっており、Webデザインをこれから始める方にもおすすめの商品です。最新のMacBookProの場合、13インチ・容量256GBで134,800円(税別)です。
Windowsのパソコンは動作確認が主な目的なので、そこまでハイスペックなものは必要ありません。今はパソコもかなり安くなってきているので、1万~2万出せば見つかると思います。
パソコン周辺機器:ディスプレイ
続いては、パソコンと合わせて使用することで作業効率が上がる「周辺機器」についてご紹介します。
パソコンだけでもデザイン制作などの作業はできるのですが、あると作業が捗るのがディスプレイです。自宅で作業をする場合は、パソコンとディスプレイを同期させて使用すると作業効率も上がりますし、長時間仕事をしても目や肩が疲れにくくなります。
ディスプレイの費用は、約1万円ほどです。
パソコン周辺機器:外付けSSD
Webデザイナーは、制作したデータを保存しておく必要があります。
「昨年のチラシやパンフレットをリニューアルして作りたい」といった要望をいただくこともあるので、過去のデータは整理しておきサッと出せるようにしておきたいですね。
データの保存方法は、主に3種類あります。
- 外付けに保存
- クラウドに保存
- その両方で保存(おすすめ)
外付けを購入する場合、保存スピードや処理速度が早い「SSD」がおすすめです。Amazonや家電量販店で探すと、1TBで1万円ほどで見つかります。
外付けのSSDでデータを保存し、さらにクラウドでもバックアップをとっておくと安心です。
クラウドサービスの有名どころは、Google DriveとDropboxですが他にもたくさんの会社がクラウドサービスを提供しています。クラウドサービスの費用の目安は、1TBで年額12000円~13000円です。
パソコン周辺機器:マウス
デザイン制作をするときにマウスを使用するかどうかは好みがわかれるところです。
最初はマウスがあった方が細かいニュアンスなどの操作がしやすいかもしれません。マウスあり・なしのどちらも試してみて、自分の使いやすい方を選びましょう。
Webデザイナーに人気なのは、Appleの純正マウス「Magic Mouse2」で、お値段は7,800円(税別)です。
デザインソフト契約代
Webデザイナーによって使用するソフトは異なりますが、主流なのはやはりAdobeのソフトです。Webデザイン制作をするなら、まずはIllustratorとPhotoshopを契約しましょう。
illustratorとPhotoshopに加えて、LightroomやAdobeXD、Dreamweaver、InDesignなど合計3つ以上のAdobeソフトを使う場合は「コンプリートプラン」がおすすめです。「コンプリートプラン」なら、20種類を超えるクリエイティブソフトをお得な料金で利用できます。
以下が費用の目安です。
- Illustrator:月額2480円(税別)
- Photoshop:単体プランは月額2480円(税別)
※PhotoshopとLightroomの両方を使用できる「フォトプラン」もあり、月々980円(税別)なのでよりお得にPhotoshopを利用できます。
- コンプリートプラン:月額5,680円
スクールに通っている場合は学割が適用されるので、料金が安くなります。一度スクールに確認をしてみてくださいね。
勉強代(書籍、有料note、オンラインイベントなど)
Webデザインの知識のインプット方法として最もスタンダードなのが本です。今の時代、ネットで検索すると無料で情報をゲットすることができますが、本は情報が網羅されていて情報の信頼性も高いです。
Webデザインの本の価格帯は、2000円~3000円が一般的です。2500円の本を5冊購入したと想定し、1万円を初期費用として加えます。
▼おすすめの本についてはこちらの記事をご覧ください。
本以外にも、現役Webデザイナーとして活躍している人のnoteを購入して知識を得たり、繋がりを作るためにオンラインイベントに参加することもあると思います。これらも大きく「勉強代」と捉え、初期費用に5000円加えています。
インターネット代
wifiはすでに家で契約されている場合が多いかと思いますが、仕事でも使用するのであれば高速通信ができるwifiがおすすめです。
クライアントとのオンライン会議やネットで調べ物などをする際、wifiのサクサク具合はそのまま仕事の効率にも繋がります。固定wifiであれば、費用は月々4000円~5000円ほどです。
レンタルサーバーとドメイン代
WordPressを使ったHPやブログ作成のために必要なのが、レンタルサーバーとドメインです。
お仕事を獲得するために最初は案件紹介サイトなどを利用することもあると思いますが、ご自身のデザインのファンを増やしていくことが息の長いWebデザイナーになるためにはとても大切なことです。そのためにはHPの充実や更新が必要不可欠になってきます。
レンタルサーバーとドメインの費用は月々500円~1000円ほどですが、キャンペーンなどを利用するとさらに料金を抑えることができます。
【+α】Webデザインのお仕事をするならあると良いもの
ここからは、必須ではないけれどWebデザインをするならあると便利なものについてご紹介していきます。
iPadなどのタブレット
Webデザインの制作はパソコンでの作業が中心になると思いますが、iPadを使用するとさらにお仕事の効率化を図ることができます。
タブレットでデザインのラフを書いたり、打ち合わせの際にメモとして使ったり、写真編集をiPadで行ったりと様々なシーンで役立ちます。最新のiPadAirの場合、64GBで62,800円(税別)です。
スクール代
独学でWebデザイナーになるため方もいますが、もしスクールに通う場合はその受講料が必要です。期間や学べる内容、オンライン完結か通学かによっても料金か変わってきますが、15万~40万前後の費用がかかります。
現役Webデザイナーが自分の作った作品を添削してくれたり、わからない部分をすぐに質問できたりとメリットも沢山ありますが、大きな買い物にはなるので予算と相談しながら決めましょう。
▼おすすめのWebデザインスクールについてはこちらの記事をご覧ください。
よくある質問
初期費用をできるだけ抑えたいのですが...
初期費用で大きな割合を占めるのがパソコンです。ご自身がすでに持っているパソコンを使うのであれば費用を抑えることができますし、新しく購入する場合は分割払いにすると月々の負担が減ります。
Webデザイナーになってからどれぐらい費用がかかりますか?
個人差があると思いますが、データを保存するためのクラウドサービス代やデザインソフト代、ネット代、レンタルサーバーとドメイン代などは毎月かかるので、月々15,000円は費用が発生する可能性が高いです。
ネットはポケットwifiでもいいですか?
よくカフェなどで作業される方であれば、むしろポケットwifiの方が使い勝手がいいかもしれません。しかし安さだけで選んでしまうと通信速度が遅くて後悔することもあるので、しっかりと評判などを確認してから契約するようにしましょう。
まとめ
今回は、Webデザイナーになるための初期費用について解説しました。
スタートはパソコンやPC周辺機器を揃える必要があるのでどうしてもお金がかかってしまいますが、それ以降のお仕事の頑張りで大きなリターンを得ることができるお仕事だと思います。
Webデザインに興味がある方、これからWebデザインをお仕事にしていきたいと思っている方はぜひ参考にしていただけると嬉しいです。