木は空気中の二酸化炭素を吸収して酸素を放出します。小学校の理科の授業で習いましたよね。
地球温暖化と森林の関係についてもきっと多くの方がご存知だと思います。「二酸化炭素を減らして地球温暖化を防止しよう!」といった話を耳にしたことがあることでしょう。
今回は地球温暖化についても交えながら「木は二酸化炭素を吸収する」ということについておさらいしていきたいと思います。
地球温暖化についておさらい
地球温暖化は、ずばり地球の気温が上昇している現象のことです。地球が暑くなってくると永久凍土がとけて海面が上昇したり、異常気象が起きたり、私たちの生活に大きな影響を及ぼします。
地球温暖化の原因の一つは温室効果ガスの濃度が濃くなっているからです。
温室効果ガスについておさらい
温室効果ガスは大気圏にある大気の層で、この温室効果ガスのおかげで地球は生物が生きるのに適した気温を保っています。
この温室効果ガスは自然発生したものと人間が化石燃料(石炭、石油など)などを消費して発生したものと2種類あります。人間が作り出す温室効果ガスの量が増えすぎて温室効果ガスの濃度がどんどん濃くなっているため地球の温度が上がっています。
地球がダウンジャケットを着ているところをイメージしてみてください。本来はまだ少し寒さが残る春先に着る薄手のダウンジャケットが適温なのに、登山などで使う本格的なダウンジャケットを着せられているような状態です。
人間が作り出す温室効果ガスのほとんどは二酸化炭素です。
炭化水素が主成分の化石燃料を燃やすと空気中の酸素と化合して二酸化炭素と水が出ます。これも小学校で習いましたよね。「炭素(C)と酸素が(O2)が結びついて二酸化炭素(CO2)になる」というものです。
木は二酸化炭素を吸収する
木は光合成をする時に空気中の二酸化炭素(CO2)を吸収し、炭素(C)を蓄え、酸素(O2)を排出します。
二酸化炭素の排出量の削減とともに森林の保護がとても重要になってきます。
日本の木はどんどん使う、世界の木はしっかり守る
ここまでの話だけでは、木を使わない方がいいのではと思われるかもしれません。しかし、時には木を使うことが森林を守ることにも繋がります。日本は国土の約7割が森林で、そのうちの約4割が人工林です。人工林は原生林、自然林と異なり人の手で管理しないとダメになってしまいます。そのため必要に応じて間伐や皆伐をして木を切らなければなりません。
一方海外では原生林を伐採が今も続いています。国産材を使うことは海外の森林の保護につながります。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
皆さんもぜひ買い物をする時や車に乗る時などに森林についてちょっと考えてみてください。
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