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【徹底比較!】中綴じ冊子・無線綴じ冊子それぞれのメリット・デメリットを検証!

中綴じ冊子とは

中綴じ冊子は紙の束を二つ折りにして中心を針金(ホチキス)や糸で綴じた製本です。

一般的に中綴じ冊子は針金(ホチキス)で綴じたものを指します。

中綴じ冊子については下記の記事でも詳しく紹介していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。

中綴じ冊子のメリット

中綴じ冊子のメリットは主に次の3つです。

ページ数の少ない冊子も作れる
見開きページが見やすい
(無線綴じ冊子に比べて)低価格

ページ数の少ない冊子も作れる

中綴じ冊子は最小8ページから作ることができます。

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一方、無線綴じ冊子は最小20ページ前後くらいが一般的です。

ベストプリントでは、24ページから対応しています。

ページ数の少ない冊子は中綴じ冊子がおすすめです。

見開きページが見やすい

中綴じ冊子は用紙の中央を針金(ホチキス)で綴じているので、ノド側までしっかり開ける構造になっています。
見開きのデザインもページが開きやすく見やすくなっています。

(無線綴じ冊子に比べて)低価格

中綴じ冊子は無線綴じ冊子に比べ低価格で作ることができます。

しかし、大部数になると中綴じ冊子の方が高額になる場合があります。

ベストプリントの価格でいくつか比較してみましょう。

A4/24ページ/コート90kg/8営業日の場合

 中綴じ冊子無線綴じ冊子 
100部51,700円51,870円中綴じ冊子の方が安い
1,000部63,770円75,150円中綴じ冊子の方が安い
10,000部318,160円316,900円無線綴じ冊子の方が安い

A4/64ページ/コート90kg/8営業日の場合

 中綴じ冊子無線綴じ冊子 
100部131,250円134,510円中綴じ冊子の方が安い
1,000部182,860円198,550円中綴じ冊子の方が安い
10,000部766,660円745,240円無線綴じ冊子の方が安い

価格を優先させたい場合は価格を比較して選ぶとよいでしょう。

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中綴じ冊子のデメリット

中綴じ冊子のデメリットは主に次の4つです。

  • ページ数の多い冊子は製本できない
  • ページ数が多いと小口のズレやすい
  • 4ページ単位でしか調整できない
  • 針金を使うので危険な場合がある

 

ページ数の多い冊子は製本できない

中綴じ冊子の製本は64~80ページ位までが一般的です。

ほとんどの場合、100ページ以上の中綴じ冊子は作れません。

ページ数の多い冊子には向きません。

ページ数が多いと小口のズレやすい

中綴じ冊子は紙を重ねて二つ折りにしているため、どうしても小口の方が1mm前後ズレてきます。

特にページ数が多ければズレも大きくなります。

ズレた部分は断裁して整えますので、切れてはいけない文字やデザインは仕上がり線より3mm以上内側に配置しましょう。

※上のイラストではわかりやすくズラしていますが、大幅にズレても3mmもズレません。

4ページ単位でしか調整できない

中綴じ冊子のページ数は8ページ・12ページ・16ページ・20ページ・・・と4ページずつ増えていきます。

見開きの用紙の束の中央を綴じて製本するため4ページ単位になります。例えばA4サイズの中綴じ冊子を作る場合、見開きサイズ(2倍のサイズ)A3サイズの用紙の中央を綴じて半分に折ってA4サイズを作ります。

そのため22ページなど4の倍数以外のページ数にすることができません。

針金を使うので危険な場合がある

中綴じ冊子は主に針金(ホチキス)で綴じます。

そのため保育・介護・医療機関など中には、針金による事故を防止するために中綴じ冊子を使わないところもあります。

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中綴じ冊子に適した用途

  • パンフレット
  • ガイドブック
  • 企画書
  • 学校案内

など比較的ページ数の少ない冊子に向いています。

見開きデザインも適しています。

幅広い用途で手軽に冊子が作れるところが中綴じ冊子の魅力です。

無線綴じ冊子とは

無線綴じ冊子は、背を糊で固めて綴じる製本です。

糸や針金を使わずに綴じるため「無線綴じ」と言います。

無線綴じ冊子のメリット

無線綴じ冊子のメリットは主に次の5つです。

  • ページ数の多い冊子も作れる
  • 2ページ単位でページ数を増やせる
  • (中綴じ冊子と比べて)小口のズレが少ない
  • 背があるので本棚に並べてもわかりやすい
  • 高級感がある
  • 針金を使わないので安心

中綴じ冊子のデメリット部分が無線綴じの主なメリットになります。

ページ数の多い冊子も作れる

無線綴じ冊子は100ページ以上の冊子も作ることができます。

針や糸で綴じず、糊で固めて綴じるのでページ数が多くても対応できるのです。

ベストプリントでは124ページまで対応しています。

一方、中綴じ冊子は大体64~80ページまでが一般的です。

2ページ単位でページ数を増やせる

無線綴じ冊子は2ページ単位でページ数を増やすことができます。

中綴じ冊子の場合、用紙の束の中央を針金(ホチキス)で綴じて製本するため、1枚の用紙が4ページになります。そのため4ページ単位でしかページを増やすことになります。

(中綴じ冊子と比べて)小口のズレが少ない

無線綴じ冊子は中綴じ冊子ほど小口はズレません。

中綴じ冊子はページ数が増えれば増えるほど小口がずれる傾向にあります。

背があるので本棚に並べてもわかりやすい

無線綴じ冊子は背があり、背をデザインすることもできるので本棚に並べたときにわかりやすくて便利です。

中綴じ冊子は背をデザインすることができません。

高級感がある

無線綴じ冊子は中綴じ冊子に比べ高級感があります。

針金を使わないので安心

無線綴じ冊子は針金を使わないので小さなお子様が扱っても安心です。

また資源回収の際も、ホチキスを外す手間が省けます。

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無線綴じ冊子のデメリット

無線綴じ冊子のデメリットは主に次の3つです。

  • ページ数の少ない冊子には不向き
  • 見開きページが見ずらい
  • 中綴じ冊子よりコストがかかる

無線綴じのメリット同様、中綴じ冊子のメリットが無線綴じ冊子の主なデメリットになります。

ページ数の少ない冊子には不向き

無線綴じ冊子は多くの場合20ページ前後から対応しています。

ページ数が少ないとうまく接着できないので20ページ前後からの対応となります。

10ページ前後の少ないページ数の冊子作りには不向きです。

見開きページが見づらい

無線綴じ冊子は背をのりで接着して綴じるため、中綴じ冊子のようにノドまでしっかり開くことができません。

見開きのデザインはノド側が見づらくなってしまい不向きです。

中綴じ冊子よりコストがかかる

仕様によって異なりますが、一般的に中綴じ冊子よりも無線綴じ冊子の方が高額になります。

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無線綴じ冊子に適した用途

  • パンフレット
  • 会社案内
  • カタログ
  • テキスト

など情報量が多くページ数の多い冊子に向いています。

しっかりとした高級感のある冊子を作れるのが無線綴じ冊子の魅力です。

さいごに

【徹底比較!】中綴じ冊子・無線綴じ冊子それぞれのメリット・デメリットを検証!をご紹介しました。

印刷通販ベストプリントでは中綴じ冊子印刷・無線綴じ冊子印刷をご注文いただけます。

用紙も各種ご用意しておりますので、用途に合わせてお選びいただけます。

今回の記事が少しでも印刷ライフのお役に立てれば幸いです。

※本ブログにはプロモーションが含まれています。

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