手洗いや消毒など徹底した衛生管理が求められる現在。ビジネスシーンの現場でもさまざまな工夫が必要となっています。そんな現在のビジネスシーンにおすすめしたいのが、水拭きやアルコール消毒ができる「メニュー印刷」です。
今回の記事は
・メニュー表を作りたい
・水拭きできる印刷物を作りたい
・長期間使える丈夫な印刷物を作りたい
・コロナ時代に適した印刷物を作りたい
という方に役立つ内容となっています。
上記に当てはまる方はぜひチェックしてみてください。
目次
メニュー印刷って何?
メニュー印刷は飲食店などのメニュー表でよく使われている印刷物です。
印刷した用紙をパウチ加工(プラスチックフィルムで用紙を包む加工)をした商品です。プラスチックで包まれているので、水に濡れてもへっちゃら!汚れてもサッと水拭きできちゃいます。
こまめな消毒もでき、常に清潔に保つことができるとっても有能な印刷物です。
メニュー表以外にもいろいろな場面で活用できます。特に現在のコロナ禍において、拭き掃除をして清潔に保てる印刷物は多くの場面で活躍します。
パウチ加工とラミネート加工の違い
メニュー印刷は、印刷会社によって「パウチ加工」だったり「ラミネート加工」だったりと表記がバラバラです。しかし「ラミネート=パウチ」という訳ではありません。ラミネート加工という大きなくくりの中にパウチ加工があるイメージです。
例えるなら、
ラミネート加工・・・「サンドイッチ」
パウチ加工・・・「ホットサンド」(サンドイッチの一種)
といったイメージで考えるといいかもしれません。
違いについてまとめてみました。
ラミネートは「積層」
紙にフィルムなどをはり合わせるのがラミネート加工。フィルムで層を作ることで、紙の表面に光沢を出したり、耐久性・耐水性を高めたりします。
はり合わせ方は「ホットラミネート(パウチラミネート)」と「コールドラミネート」があります。
ホットラミネートは、熱圧着でフィルムをはり合わせます。
熱で溶ける接着剤がついたプラスチックフィルムに印刷物を挟み、熱圧着します。
コールドラミネートは、圧着でフィルムを貼るます。
接着剤のついたフィルムに印刷物を貼り、熱は加えず圧着します。PP加工(ポリプロピレン加工)はコールドラミネートに属します。
先ほどラミネート加工を「サンドイッチ」と例えましたが、片面のみにでもラミネート加工なんですよ。
透明のプラスチックフィルムだけでなく、カラーフィルムやキラキラのホログラムフィルムなどもラミネート加工です。
パウチは「包む」
パウチ加工はホットラミネート加工のことを指します。つまりパウチ加工はラミネート加工の一種です。
パウチ加工の特徴として印刷物の四方に「フチ」ができます。四方にできる表裏のフィルム同士がくっついた「フチ」によって、断面から水が侵入することを防ぎ、耐水性の高い印刷物を作ることができます。
パウチ(pouch)は小袋という意味です。つまり印刷物をプラスチックフィルムで「包み込む」ようなイメージです。レトルトカレーをはじめとするレトルト食品は「レトルトパウチ食品」の略称なんだそうです。ちなみにこの「pouch」は化粧ポーチやウエストポーチの「ポーチ」なんですよ。
印刷会社によってはパウチ加工の「フチあり」「フチなし」を選ぶことができます。しかし「フチなし」はパウチ加工をした後フチを断裁するため、断面から水が侵入する場合があります。防水性を重視する場合は「フチあり」がおすすめです。
パウチ加工の特徴
パウチ加工の特徴は
・簡単に折れない
・汚れに強い
・水に強い
という点です。そのため印刷物を長く使うことができます。
簡単に折れない
プラスチックフィルム加工により、硬くで丈夫になります。一般的な紙のように簡単に折れ目やシワがつくこともなく、長期利用に適しています。
汚れに強い
フィルム加工により、防水性に優れています。汚れがついても水拭きでき、常に清潔に保てます。アルコール消毒もできるので、飲食店をはじめ不特定多数の人が手に触れる機会のある印刷物などに適しています。
水に強い
防水性に優れているので、プールや温泉施設など水気の多い場所でも使用可能。雨に濡れてもへっちゃらなので屋外で使用することもできますね。
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メニュー印刷のおすすめ活用術
(1)飲食店のメニュー表
定番の使い方は飲食店のメニュー表。お客さまが入れ替わるごとにアルコール消毒をして清潔に保つことができます。
(2)対面接客
対面接客は飛沫防止のアクリルパネルの設置など高い感染防止対策が求められています。ホテルのフロントや販売店、薬局など対面接客の場面にもおすすめです。
(3)ドライブスルー
最近ではファストフード店以外でもドライブスルーを取り入れるお店が増えてきました。スーパーマーケットなどでもドライブスルーで買い物できる店舗があるそうです。
商品のメニュー表以外にも、駐車場の説明や待ち時間の案内などにもメニュー印刷(パウチ加工)が活躍します。
(4)店舗入り口に設置するチラシ
水に強いので屋外に設置する案内にもおすすめです。
その他にもいろいろな場面でメニュー印刷(パウチ加工)を活用いただけると思います。
身近な印刷物で「もっと丈夫だったらいいな」「水に濡れても大丈夫だったらいいな」と思うものがあれば、メニュー印刷(パウチ加工)を取り入れてみてください。
まだまだ新型コロナウイルス感染拡大の収束が見えないなか、多くの企業が知恵をしぼり、さまざまな感染予防対策の取り組みをされているのを目にしています。
今回の記事が少しでもビジネスライフのお役に立てれば幸いです。
さいごに
印刷通販ベストプリントでは通常の「メニュー印刷」の他に、菌の増殖を抑制する効果がある抗菌ラミネートフィルムを使用した商品があります。より衛生的な印刷物を作りたいという方は、ぜひチェックしてみてくださいね。