印刷豆知識

折り加工でチラシの魅力度アップ!折りの種類とメリット・デメリット、活用例をご紹介

折り加工ってなに?

折り加工は印刷物を用途に合わせてさまざまな形状に折る後加工です。

折り加工を施すことで印刷面は大きいのにコンパクトサイズの印刷物を作ることができます。

折り加工の種類

代表的な折り加工の種類をご紹介します。

二つ折り

その名のとおり用紙を2つに折った折り方。

中心でぴったり半分にするもの以外に、中心からずらした「ずらし折り」もあります。
わざとずらして耳を作ることでページがめくりやすくなる他、耳部分に「詳しくは中身をチェック」と書くなどデザイン性の高い印刷物を作ることができます。

巻き三つ折り

内側に巻き込むように三つ折りにした折り方。
リーフレットなどでよく使われる定番の折り方です。

Z折り

巻き三つ折りに似ているZ折り
折り目を横から見ると「Z」の形になっている。

巻き四つ折り

二つ折りをまた二つ折りにした折り方。

W折り

折り目を横から見ると「W」の形になる折り方。

観音折り

なんだかありがたい名前の折り方。
用紙を広げるとき、まず二つ折りの状態を広げ次に両開き2段階に開く工程があります。
デザインのしがいがある折り方です。

DM折り

DMの送付に適した形ということでDM折りと呼ばれています。

二つ折りした用紙を、巻き三つ折りにした形。

二つ折り→Z折り

DM折りの変形タイプ
DM折りで巻き三つ折りにしているところを「Z折り」にしている。

片袖折り

二つ折りにして、片方だけもう一度二つ折りにする折り方。

開き観音折り

観音開きになる折り方

MAP折り

地図を折るときによく使われる折り方。
1/8サイズととてもコンパクトになる。
A3サイズなど大きい用紙に適した折り方。逆に小さい用紙には対応していない場合が多い。

十字折り

二つ折りした用紙のち折り目が十字になる形でもう一度折る折り方。
ハンカチを折るみたいな折り方です。

折り加工するメリット

  • 大きな紙面でコンパクトな印刷物を作ることができる
  • 情報を分割でき見やすい印刷物になる
  • 1枚の用紙が冊子のようになる
  • 冊子と異なり資源回収しやすい
  • 高級感が出る

大きな紙面でコンパクトな印刷物を作ることができる

1枚の用紙を

  • 二つ折りにすれば1/2サイズ
  • 十字折りにすれば1/4サイズ

になります。

例えばA4サイズのフライヤーが街中に置いてあっても、状況によっては手に取りづらかったりします。
持っているカバンが小さかったり、ポケットがなかったり。

そんな時でも、フライヤーが十字折りになっていればポストカードくらいのサイズになります。

  • 小さなカバンにも入る
  • ポケットにも入る

ので手に取りやすくなります。

小さく折りたたむことで気軽に手にとってもらえるコンパクトな印刷物を作ることができます。

情報が見やすくわかりやすい印刷物になる

フライヤーなど紙の販促物は情報を整理して配置することが重要です。

そうしないと伝えたいことをうまく伝えられないからです。
情報をうまく伝えられないフライヤーでは販促力が低くなってしまいますからね。

ところがこの「情報を整理して配置」という作業が意外と難しいんです。

折り加工をつけると用紙を分割することができます。

  • 二つ折り・・・2分割
  • 十字折り・・・4分割
  • MAP折り・・・8分割

折り目が入ることで、1枚の用紙をブロックごとに分割することができます。
ブロックごとに情報を分けて掲載することで、見やすくわかりやすい印刷物を作ることができます。

1枚の用紙が冊子のようになる

折り加工を施すと折り目で分けられたブロックを1ページと呼びます。

  • 二つ折り・・・4ページ
  • 十字折り・・・8ページ
  • MAP折り・・・16ページ

となります。

二つ折りや巻き三つ折りはパンフレットやリーフレットでよく使われる折り方です。
まさに冊子のように読み物の役割を果たしています。

同じ1枚の用紙でも折ることで冊子のようになります。

冊子と異なり資源回収しやすい

冊子のように使うことができますが、冊子と異なるのは「綴じていない」という点です。

中綴じ折りでよく使われるホチキス綴じは便利な冊子ですが、資源回収に出すときホチキスを外すのは少し手間ですよね。

その点、折り加工はホチキスを外す手間もなく、そのまま資源回収に出すことができます。

高級感が出る

折り加工をつけることで、1枚の用紙がパンフレットやリーフレットになり高級感が増します。

折り加工するデメリット

  • 厚みのある用紙は背割れする場合がある
  • 折り加工分、納期が遅くなる
  • 折り加工分、単価が上がる

厚みのある用紙は背割れする場合がある

折り加工を施すと用紙やデザインによって、どうしても背割れが目立ってしまう場合があります。

背割れは次の対策で軽減することができます。

  • 折り位置にベタ塗りや濃い色を配置しない
  • 110kg以下の用紙を使う
  • 背割れ防止加工を施す

折り加工分、納期が遅くなる

折り加工を施すとその分納期が遅くなります。

ベストプリントでは折り加工に+1営業日いただいています。
例えば7営業のフライヤー印刷に折り加工を追加すると8営業日になります。

折り加工分、単価が上がる

折り加工を施すとその分単価が上がります。

先ほど高級感がでると書きましたが、実際に折らないペラ1枚の印刷物より高価なります。

印刷物は一般的に納期が長い方が安く注文できるので、長納期で注文することで費用を抑えることができます。

折り加工活用例

パンフレット・リーフレット

折り加工をつけるだけで1枚の用紙がおしゃれなリーフレットに早変わり。
ショップ案内や商品案内などどんなものにもおすすめです。

こんな場所に使えます

  • 店舗のレジ脇に設置
  • ホテルのフロントに設置
  • イベント会場の受付に設置

テイクアウトメニュー

テイクアウトの需要の増加しています。テイクアウトメニューはペラ1枚のままより折り加工を施してある方が手に取りやすく、コンパクトで自宅での保管しやすくなります。

商業施設・イベント会場のMAP

イベント会場MAPはその名の通り「MAP折り」という折り加工がおすすめ
1/16の大きさになり、コンパクトに収納できます。
広げると大きな紙面で見やすいMAPを作ることができます。

さいごに

以上、折り加工でチラシの魅力度アップ!折りの種類とメリット・デメリット、活用例をご紹介しました。

今回の記事がお役に立てれば幸いです。

印刷通販ベストプリントでは各種折り加工を取り揃えています。

ベストプリント フライヤー・チラシ印刷

ベストプリントスタッフ

ベストプリントスタッフ。印刷やデザインについて役に立つ情報をご紹介していければと思っています!
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